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 おはようございます。宵待草子です。

 

 この日(4月11日)は、毎度お馴染みのクソコンチクショーな武漢コロナウイルスのお陰で、どうにも行動範囲が狭まっている。

 なので今日は、坂東三十三観音巡りをやることにした。茨城県の最北端の泣く子も黙るような秘境にひっそりと佇む古刹「八溝山 日輪寺」へ行くことに。

 東北道を矢板ICで降りて、山中を走破して茨城へ向かう。

 途中ね、過去に1回訪ねたことがある。その時は、住職に案内してもらって堂内を拝観をさせていただいた。

 ここで見た「幽霊の掛け軸」が観たかった…

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 600年以上の歴史を持つ曹洞宗の禅寺。大雄寺の7つの茅葺きの建築物は、国重要文化財の指定を受けており、庭先では、シャガ、牡丹、蓮などの季節の花々や秋の紅葉など、季節感あふれる植物が楽しめます。

 さっ、それでは先へと進みましょう。

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 風情のあるお寺やね。

◆巡礼先データ◆

 シリーズ名:一般参拝

 寺    名:黒羽山 大雄寺

 宗   派:曹洞宗

 御 本 尊:釈迦如来坐像

 創   建:応永11年(1404年)

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◆寺の由来◆

 応永11年(1404年)、余瀬村(現大田原市余瀬)に創建された。後に戦乱で焼失するが、文安5年(1448年)に大関忠増により再建され、天正4年(1576年)に大関高増の居城が余瀬白旗城から黒羽城に移った際に大雄寺も現在地に移築された。大関氏の菩提寺であり、山中には大関氏累代の墓がある。

 

 それじゃあ、登って行ってみましょう。

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 山門です。

うっそうと繁った杉木立が包み込み、季節になるとシャガの白い花が一面に咲く山道です。石段を登りつめるとカヤ葺き屋根の大伽藍が目の前に現れます。

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 ラカンの丘、十六羅漢像です。

平成7年大雄寺開創600年を記念して、石佛十六羅漢像が奉安されました。

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 表情豊かなラカン様たちです。

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 合掌観音です。

信仰生活に心のやすらぎを与える糧として浄行された、写経・一石一字経の納経所が石仏合掌観音像で、毎年1218日観音祈願会の法要を行い、一年間の写経・一石一字経を納めているそうです。

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 総門。

国重要文化財指定となっており、本堂正面に建ち、左右に廻廊が取り付けられています。

 風情のある門です。

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 曹洞宗の寺院らしさが漂ってます。

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 膳の道場にもなっているようです。

 一般人も参加できるそうです。

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経蔵です。

国重要文化財に指定されており、一切経4,500巻を輪蔵内に納める土蔵造りの建物で、毎年6月8日大般若法会の厳修の際開門されるそうです。

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 総門から本堂と第一庫裏を臨んでみました。

廻廊に囲まれた本堂前に300株以上の牡丹が植栽され、5月上旬に開花するそうで、なんとも諸堂の萱葺き屋根にマッチします。

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本堂です。

これも国の重要文化財に指定されており、本尊は釈迦如来像を安置。簡素で堂々たる大伽藍。

萱葺きの廻廊

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 伽藍を取り囲むようなこの形状は、曹洞宗の特長。

これまた国の重要文化財に指定されており、総門から本堂、禅堂をつなぐ萱葺き屋根の廻廊です。

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 ご朱印をいただいている間に、第一庫裏から、萱を吹き替えたばかりの本堂を臨む。

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 朱印をいただき、本堂前で参拝し、反対側からパチリ。

 昔は、枕返しの幽霊の掛け軸を拝見させていただいたんですがね…。

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 座禅堂側の回廊です。

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 最後に座禅堂側から、もう一度、本堂を目に焼き付けておきましょう。

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 鐘楼。

国の重要文化財に指定されており、萱葺き屋根となってます。

大晦日には除夜の鐘の鐘つきが行われるそうです。

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 永大供養堂(発心舎利殿)を最後に詣でて…、

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 これは「大雄寺 白旗不動尊」。

 謂れは…判りません。

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 最後に、この寺に江戸時代から伝わる一幅の掛け軸と、そこに描かれている幽霊にまつわる怪談を紹介しましょう。

 幽霊は白装束姿の老女で、長い髪をおどろに振り乱し、大きなまなざしで恨めしそうにこちらを見つめており、「枕返しの幽霊」と呼ばれています。

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 同寺によると、言い伝えでは、「江戸時代、八溝峠を越えて隣の町から行商人が黒羽城下にやってきた。商売に精を出し、気付くと日も暮れ、宿を探すが、どこもいっぱい。途方に暮れていると、町の人が大雄寺を紹介した。寺に頼み、一夜の宿を借りることになった。住職に通されたのは庫裏(くり)の「牡丹(ぼたん)の間」。

疲れていた行商人はすぐに眠りについたが、夜更けに目を覚ますと、目の前に幽霊が現れて仰天。住職を起こして説明したが、それは掛け軸に描かれた幽霊だった。再び寝ようとしたが寝付かれない。不思議な感覚に襲われ、気付くと、布団が180度回転。枕元にあった荷物と掛け軸は足下に変わっていた。行商人はすぐに荷物を手にして逃げ出すが、そのまま消息を絶ったという。

 同寺の住職、倉沢良裕さん(65)によると、掛け軸は江戸中期、黒羽藩江戸屋敷を通して供養のため寺に持ち込まれ、寺宝として大切に受け継がれてきたという。描いたのは絵師、古柳園(こりゅうえん)鶯居(おうきょ)。母親の肖像を描いたと伝えられている」そうです。

◆参拝データ◆

 住  所:大田原市黒羽田町450

 交  通:東北新幹線「那須塩原駅」下車 タクシーで20分、宇都宮線「西那須野駅」下車 タクシーで20分、東北自動車道「矢板I.C」より35分

 駐 車 場:有

 拝 観 料:料金:大人500円、団体(20名以上)350円 本堂・禅堂など、屋内の拝観は有料。事前予約

 拝観時間:9:0017:00

 納経時間:

 電話番号:

 ウェブサイト:http://www.daiouji.or.jp/daiouji.html

 

 さっ、次を急ぎましょう。栃木県から峠を越えて、茨城県は八溝山の頂上近くにある「八溝山 日輪寺」。

 坂東札所の中でも屈指の難所です。

 冬は雪深く、通行止めとなってしまうため、行くことができないような場所です。