この日から始まった「関東三十六不動霊場巡り」を紹介します。

  日本百観音巡り(坂東33札所、西国33札所、秩父34札所)を行っている、私宵待草子。

  現在、残すところ西国巡礼の約20札所。

  そんなわけで、関東近辺は制覇してしまって、目標を失いかけていたある日、ふと、「関東三十六不動霊場巡り」なるものをハケーンしたのです。

  宵待草子♀の闘病生活の際の奇跡に由来し、不動明王をわが家に祀り、水と清酒を進ぜ、般若心経を唱える日々が続いていることから、わが家の宗派は「浄土宗」なれど、真言密教系の不動明王信仰にも手を染めてしまったアタシ。

  もう、やるっきゃないでしょ?

  と言うわけで、近場から始めます。

第一回目、岩槻大師。

正式名称を、「光岩山 釈迦院 岩槻大師 彌勒密寺」と号し、奈良時代末期に開かれた真言宗の古刹です。
 
このお寺は、地下仏殿に、四国八十八カ所の御本尊とお大師様を勧請し、各霊場寺院から請来したお砂を奉安しているため、お遍路巡拝の道場として広く伝えられています。

他にも境内には、人形のまち岩槻らしく「子育て人形大師」の像も建立されています。
もちろん、関東三十六不動霊場の第三十一番札所にも選ばれています。

◆巡礼先データ◆

 シリーズ名:関東三十六不動霊場巡礼

 寺    名:光岩山 釈迦院 岩槻大師 彌勒密寺

 宗   派:真言宗智山派

 開   山:開成和尚

 御 本 尊:不動明王

 創   建:宝亀5年(774)

  さて、それじゃ、参拝しつつ、境内をひと周りしてみましょう。

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  今回は第一回目なので、まず、納経軸を購入します

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  これに、それぞれ、御朱印をいただきます。

  今回いただいた御朱印がこれ。

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◆寺社の由来◆

 開山第一世開成和尚(桓武天皇の兄)が、諸国へ修行の途中、この岩槻の地で疫病に苦しむ人々に出会い、それらを救われ、この地で発見された金色の弥勒菩薩を安置して宝亀5年(774)に創建されたと伝わっています。

 大同2年(807)、弘法大師の諸国巡錫の折り、本尊の大日大聖不動明王を始め、東方守護の降三世明王、南方守護の軍荼利明王、西方守護の大威徳明王、北方守護の金剛夜叉明王を彫像、五大力尊として安置し、岩槻第一の古刹として隆盛を極めました。

 鎌倉時代には、北条氏の崇敬を得て、藤原吉次鋳造の梵鐘や妙澤筆の不動明王・制多迦童子・今迦羅童子の三福の掛け軸を寄進され、これらは寺宝として伝わっています。
 江戸時代には、徳川家康が日光東照宮に葬られたあと、御本尊が北向きに動いたと伝わり、日光御成街道沿いでもあることから、江戸の街と東照宮を護る仏として、「北向不動」と称されるようになり、現在では、人々の喜び多かれとの願いに応えるため「喜多向き不動」として親しまれています。

 昭和60年には山門を始め、薬師堂、稻荷堂、交通祈祷殿、子育て人形大師像、身代わり地蔵、庭園整備をなし、境内一新。

 地下仏殿には、四国八十八カ所のご本尊とお大師様を勧請し、お砂を請来し奉安。

 善男善女のお遍路巡拝の道場としてその名は広く伝えられ日本全国から参拝者は絶えず、また、昭和61年には関東三十六不動霊場の第三十一番札所に選ばれました。

 

  山門前の駐車スペースに車を止め、門をくぐります。

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 岩槻大師と書かれた大きな提灯が目印です。

山門をくぐり、この先を進んでいきましょう。

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 山門をくぐってすぐ左手に鳥居があり、その先にお堂があります。

「稲荷堂」。

お大師さまもお稲荷さまを大切にされてたようで、1150年のご遠忌を記念して、新築されたお堂です。

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 あの建物は、なんだろう?

  気になります。

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 山門の真正面に本堂があります。

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  「庭には二羽にわとりが…。」ではなく、庭は草木がきれいに手入れされています。

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  それでは本堂でまず参拝して、本堂内へ入ります。

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  中は撮影していません。

  納経軸を購入し、御朱印をお願いし、その間に参拝します

  お連れした不動明王像とともに、般若心境を唱えます。

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拝観料を払うと、本堂の地下にある四国八十八ヶ所のお砂踏みをすることが出来ます。地下は撮影OKとのことです。

地下へ入る前にまず「南無大師遍照金剛」と唱えてから入りましょう。

1番札所から順番にお砂踏みをしていきます。その中から、自分の数え年の札所の前でお参りをするのが流れになっているそうな。

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 地下では海の波の音や鳥の鳴き声と共に「南無大師遍照金剛」と唱える声が再生されています。

荘厳というか、ちょっと怖いというか…。

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 八十八ヶ所、全てのお砂踏みを終えたら、本堂へ戻ります。

ここまで本格的に四国八十八ヶ所のお砂踏みが出来る場所は珍しいので、ぜひ訪れる機会があれば地下拝観をオヌヌメします

まず、薬師堂と子育て人形大師。

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 「子育て人形大師」。

弘法大師1150年ご遠忌を記念し建立された修行大師像です。

子供達の健やかな成長を願い、また、人形の街岩槻の発展を祈念して、他に類の無い「子育て人形大師」として誕生したものです。

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 こちらは参道途中、左手にある薬師堂

「オンコロコロセダリマトウギソワカ」。
これが薬師如来のご真言です。

薬師如来は眼病に霊験が高いそうです。

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 この立派な建物が、「写経剃髪殿」というものでした。

写経や剃髪の時に使う建物なのかな?

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こちらは本堂の右手前にあたりにある交通安全祈祷殿です。

一台の車が完成するには、何百何千という多くの人々の手を経るので、その過程において、邪気が入り込み、運転においても魔が差すことがあるので、それらを、開眼加持し、災難を祓う場所です。

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 庭には、何百種類と言われる茶花や、山草が、四季おりおり、必ず咲いているそうです。

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  こんなかんじで、関東三十六不動霊場巡りが始まりました

  毎日、お祈りしている不動明王を本尊とするお寺巡り。

  余暇を利用して、楽しみつつ、功徳を重ねていけたらいいなと思います。

◆参拝データ◆

 住  所:さいたま市岩槻区本町2-7-35

 交  通:東武アーバンパークライン(野田線)「岩槻駅」より徒歩10、東北自動車道「岩槻」ICより3分

 駐 車 場:有(無料)

 拝 観 料:無料 お砂ふみ遍路参拝料(大人200円・小人100円)

 拝観時間:9:0017:00

 納経時間:同 上

 電話番号:048(756)1037

 ウェブサイト:岩槻大師のホームページ (evam.ne.jp)