(前ブログの続きから)

  スケジュールがかなり早くこなせたことから、空き時間ができたため、地元の所長にお願いして、寺社仏閣巡りをした第二弾。

  えっ、なぜ寺社仏閣巡りかって?

  もうね、佐渡の有名観光地は行き尽くしちゃってるので、行ったことがないところということと、寺社仏閣が好きだから…。

んなわけで、仏閣巡り第二弾はここ長谷寺(ちょうこくじ)。ここ、新潟県佐渡市長谷にある寺。

真言宗豊山派、佐渡八十八ヶ所霊場第五十五番札所となっています。

 807年(大同2年)、空海の開基と伝わる奈良の長谷寺を模した寺。

佐渡上陸後の世阿弥ゆかりの地であり、十一面観音立像3体(重要文化財)をはじめ、平安時代の金剛力士像、五智堂など、文化財が多数あります。

また、県の天然記念物である三本スギや高野マキも。

ボタンの名所として知られ、5月には「ぼたんまつり」が開かれます。

2006年(平成18年)頃から、境内ではウサギが放し飼いされており、草取り役を担い、2018年(平成30年)には「ウサギ観音」が建立され、夜間に目が赤く光る不気味さと恰好良さがテレビ番組やインターネットで話題となります。

その後、個体数の増えすぎで保健所から指導を受けたが、譲渡や、ボランティアらによる飼育環境の改善に向けた取り組みが行われており、適正化に向かっている。

また、そのための寄付も集まっているそうです。

◆巡礼先データ◆

 シリーズ名:一般参拝

 寺    名:北豊山長谷寺

 宗   派:真言宗豊山派

 開   基:(伝)空海

 御 本 尊:十一面観音

 創   建:(伝)大同2年(807年)

 

  それじゃさっそく境内を散策してみましょう。

IMG00149_00003
 ど~んと構える「仁王門」は、境内南端の山麓にあります。

三間一戸八脚門で、切妻造桟瓦葺。

両端間を囲い、後間に仁王像を安置し、中央の通路には扉をたててません。

円柱で、禅宗様出組を詰組とし、二軒繁垂木。妻は特徴的な蟇股を使う二重虹梁蟇股。

支輪等に彫物を施す。伽藍正面を画する質の高い門で、享保3年(1718年)の建築で、天明元年(1781年)に改修されています。

IMG00189_HDR_00028
  真言宗の豊山派を表しているのでしょうか、大きな額には「豊山」と掘られています。

IMG00191_HDR_00029
  駐車場へ向かう途中にある池。

  そこに水があると、どうしても魚がいるか覗き込んでしまう私(^-^;

IMG00144_HDR_00001
 「聖天堂」。

どんな由来があるのか、調べてみたのですが全く分からずm(__)m

IMG00151_HDR_00004
  正面に回ってみると、こんな佇まい。

  この長谷寺の付属寺でしょうか。

IMG00186_HDR_00026
 その先の「遍照院」にも足を延ばしてみます。

IMG00166_HDR_00015
  ここも全く正体不明の寺院。

  今回は興味のない人も居たので、詳しく調べられなかったけど、再訪時には、これらの寺院もしっかりと見て回ろう。

IMG00169_HDR_00016
「内門」。

江戸後期の建築で、袖塀と潜りを脇に付ける一間一戸の薬医門。

本柱・控柱とも円柱。本柱控柱間の頭貫端が、本柱前方に出て、その上に木鼻付平三斗を梁行に組み、梁を支持する。背面は桁行に三斗詰組。簡素ながら、特殊な架構になっています。

IMG00153_HDR_00005
 内門をくぐり、本堂へと向かいます。

「本堂」は、1777年(安永6年)の再建されたものだそうです。

IMG00154_HDR_00006
 奥には、庫裏(くり)が見えます。

本堂は、桁行21メートル、梁間14メートルの寄棟造茅葺(鉄板仮葺)で、山腹に南面して建っています。

非対称の六間取方丈形式を基本に、後列両端室を前後2室に分け、南・西面に広縁、東面に居室を設け、後列中室に須弥壇を構え、二手先組物や蟇股を飾る、規模の壮大な講堂の好例です。

建築年代については、棟札が2枚残されており、「安永6年(1777年)」と記されています。

IMG00156_HDR_00007
  なかなかどっしりとした風格のあるお堂ですね。

IMG00165_HDR_00014
「庫裏(くり)」。

本堂の東方に南面して建つ入母屋造妻入茅葺(鉄板仮葺)の建物。

桁行19メートル、梁間14メートルで、西面南寄りに本堂の玄関、北寄りに2階建の奥茶の間が続き、南面奥行3間を土間とし、その奥を床上とし居室を設けています。

太い軸組が、棟高の高い風格ある外観をつくっており、建築年代は本堂と同時期、1700年代後期と考えられてます。

庫裏の前の道を進み向かった先は…。

IMG00157_HDR_00008
  うさぎの広場。

  ウサギのお腹には十一面観音が彫られていて、台の横には、寺と兎との縁が記されています。

  兎の放し飼いはありませんでした。

IMG00159_00009
  「忠犬コロ」像。

  コロナと掛け合わせて、コロナ封じを謳ってます。

IMG00160_HDR_00010
  「岩室 厄除け地蔵」だそうです。

  江戸時代に疫病を鎮めたそうで、コロナ感染症にもご利益があるとのこと(*^_^*

IMG00162_HDR_00011
  「石部の中から、時折、不思議な声が聞こえる時があるけど、気のせいなので気にするな」とあります。

  そんなこと言われたら、気になっては行ってしまうのが人情ってもの。

  でも、私宵待草子には聞こえなかった(^-^;

IMG00164_00013
  さて、もと来た道を引き返して、観音堂へと進みましょう。

IMG00146_HDR_00002
  この急坂を登りきったところに、観音堂があります。

IMG00171_HDR_00017
「観音堂」。

1691年(元禄4年)建築で、1760年(宝暦10年)と1888年(明治21年)に修理されています。

IMG00182_HDR_00023
 元禄4年(1691年)建築の規模の大きな五間堂で、外陣及び内陣・脇陣からなり、内陣後方の各間に厨子を安置。

側柱を方柱、入側柱を円柱とし、側まわりは木鼻付平三斗で、内陣正面を支輪付二手先とし、内陣天井に梵字を飾ってます。

江戸中期における密教本堂の一例です。

IMG00183_00024
  いかにもって感じの、佐渡の厳しい風雪に耐えてきた姿見をしてます。

  しっ、シブい!

IMG00181_HDR_00022
 「経蔵倉」。

仏教の経典三千冊を収蔵する建物で、この経蔵倉は内部に「輪蔵」と呼ばれる回転式の書架を備え、きわめて珍しい構造となっています。

この輪蔵を一回転させることにより、一切経を読むのと同じ功徳ありとの言い伝えがあります。

IMG00174_HDR_00018
 「加持水」と呼ばれる祠。

 その謂れは不明です。

IMG00176_HDR_00019
 「五智堂」(県指定文化財)。新潟県内唯一の五重塔です。

貞享4年(1687年)時の長秀住職により建立されたもの。

堂内には五智仏(阿弥陀如来:西、釈迦如来:北、大日如来:中央、薬師如来:東、宝生如来:南)の、金剛界の五仏が安置されています。

この多宝堂の内陣は円形平面をもついわゆる大塔形式で、全国でも数少ない貴重な建物とされています。

IMG00178_00020
  まだ奥の院もあったのですが、次回の楽しみということで、取っておきましょう。

  さぁ、もと来た道を戻ります。

IMG00179_HDR_00021
 こーゆー処は、おいら以外に興味がないみたい…。

う~ん、こんなところに教養の差が現れるんだな、な~んてね(^_-)

◆参拝データ◆

 住  所:佐渡市長谷13

交  通:新潟交通佐渡南線ほか「畑野十字路」バス停(畑野駅前交差点近く)より県道181号を南東へ徒歩約40

新潟交通佐渡 岩首線「長谷」バス停より徒歩すぐ

 駐 車 場:有(無料)

 拝 観 料:無

 拝観時間:8:3017:00

 納経時間:

 電話番号:0259(66)2052

 ウェブサイト:真言宗 豊山派 北豊山 長谷寺 (sado-choukokuji.jp)